VPSや専用サーバーを初めてレンタルする時のLinuxやApache、PHP、MySQL、BINDの話 | 在宅ネットでコツコツお金を稼ぐ

VPSや専用サーバーを使ってみようか、と検討されている方も多いかもしれません。 VPSや専用サーバーはひとりのユーザーが使えるメモリなどが割り当てられるため、 より、負荷の高いサイトでも、安定して動作するという特徴がありますね。 私も以前、海外VPSやServersMan@VPSを使っていました。

サーバーの簡単な知識

一般的なレンタルサーバーでは、LinuxというOSが使われています。 中にはWindowsが使われているレンタルサーバーもありますが、 Linuxが大多数となっています。 そのLinuxのOS上にApacheと呼ばれるソフトウェアをインストールして設定すると、 サーバーとして機能するようになります。 あとは、PerlやPHP、Ruby、MySQLなどをインストールすれば、 一般的なレンタルサーバーと同じ機能を持ったものになります。

VPSをデフォルト設定で使う場合は、特に知識不要で 他のレンタルサーバーと同じように、 ホームページやブログを作ることができます。 ですので、サーバーの設定などを勉強したいという方以外は、 VPSや専用サーバーを、なるべくデフォルト設定で使うことをオススメします。

自分で設定する場合

私が海外VPSを使っていたのは、 だいぶ前の話ですが、その時は、 デフォルトでインストールされているApacheなどをアンインストールして、 自分で使わなくてはならなかったバージョンの、Apache、PHP、MySQLをインストールしました。

Linuxではこういったソフトウェアをインストールする時に、 RedHat系のOSでは、yumというコマンド、debian系ではaptといったコマンドを使うと、 あっという間にインストールできます。 こういったコマンドはwindowsで言うところのコマンドプロンプトのような画面から 入力していきます。

ただ、私の環境の場合は、海外VPSだったせいか、当時うまくいきませんでした。 そこで、ソースファイルからインストールする、という方法があったので、 そちらでやることに。 ソースファイルからインストールする時は、 「configure」「make」「make install」というコマンドを順番に使っていきます。 こちらは、画面にどんどん英文が流れてきて、 ものすごく時間がかかりました。 ソースファイルからインストールすると、パスなども変わるため、 VPSで標準装備されているコントロールパネルが使えなくなりました。 こういったものを使うには、パスなどを正しく入力し直す作業も必要ですね。

Apache、PHP、MySQLなどをインストールした後は、 Apache、MySQLの自動起動を設定しておかないといけないと思います。 これが終われば、通常通り自分のOCにインストールするように 、php.iniの設定などに進みます。

ネームサーバーBINDの設定

私の場合は、VPSにBINDをインストールして立てましたが、 その場合、セカンダリと呼ばれるサービスを探さないといけませんでした。 ネームサーバーの情報を複数のサーバーに書いていたほうが望ましいとのことで、 自分のサーバーがプライマリ、他のサーバーにセカンダリとして、 独自ドメインの情報を設定することになりました。 そのため、できれば、ネームサーバーのセカンダリサービスがある VPSを選んだほうが良いと思いました。 最終的にセカンダリなしで動かしていた時期もありましたが、 ネームサーバーのBINDの設定はkなり難しかったので、 レンタルサーバーのネームサーバーを使ったほうが良い、と痛感しました。

ソースファイルからインストールするメリット・デメリット

VPSや専用サーバーにソースファイルからインストールするメリットとしては、 自分の開発環境と全く同じ設定でサーバーにもインストールすることがありますね。 また、Linuxの操作に慣れることもできます。 ただ、ソースファイルからインストールした場合は、 「これで大丈夫なのだろうか・・・」 「ちゃんと動いてるから大丈夫だよな・・・」というような 心配がありました。 VPSのデフォルト設定ならば、 レンタルサーバーの会社が作ってくれたサーバー環境なので、 安心して使えますし、 もしも、アップグレードなどがある場合でも、 サーバーの会社の方で対応してくれます。

サーバーで用意してくれる構成で使うのがオススメ

例えば、私も使っていたServersMan@VPSでは、 「初期インストールOS・テンプレート」というのがあって、 プランにもよりますが、好きなOSや構成を選ぶことができます。 そちらで「ブログセット」「エンジニアセット」などを選んで、 そちらの構成で使えば、新たにインストールすることなく、 早速、ブログやホームページの作成に進むことができます。 私の場合は、サーバーの設定が大変だったので、 できるだけサーバーが用意してくれた構成や、 デフォルト設定で使うのをオススメしたいです。

VPS・専用サーバーのまとめ

VPSや専用サーバーの設定はかなり難しくて、 私は大変でしたが、一度設定できれば、 高スペックなサーバーを使うことができるので、 満足度が高いと思います。 通常のレンタルサーバーでは、警告が出てしまう負荷の高いスクリプトを 動かしている方などにとっては、VPSや専用サーバーがおすすめです。 共用レンタルサーバーでは動かせないスクリプトを動かして、 サイトを運営する喜びがありますね。 最近は安いVPSがたくさん出てきました。

私が使っていた ServersMan@VPS は激安ですごく助かりました。性能も良かったですよ。 また、さくらのVPS ConoHa VPS なども有名ですね。

一方、特に負荷の高いスクリプトを使っているわけでもなくて、 アクセス数だけが多い、という場合は通常の共有レンタルサーバーを 使った方が良いのではないかと思います。 サーバーの設定で時間を取られることがないので、 ストレスが少ないと思います。 また、VPSなどを利用するとしても、なるべくデフォルト構成で使えば、 サーバーの設定に時間を取られることが少なくなると思います。

私も使っている、 ロリポップ! は設定もわかりやすくて使いやすいですね。 下の方のプランでアクセス数が増えてきたら、上位のプランに変更していけば良さそうですね。 新しく登場した「ハイスピードプラン」などでしたら、かなりのアクセス数があっても大丈夫そうです。 1日200GBの転送量ということで驚きのスペックですが、かなりリーズナブルですね!

自分に合ったレンタルサーバーを見つけて、 サイトの運営を楽しくしていきたいものですね。

(2020/08/06)

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