PHPで画像ファイルをリサイズやデータ容量の軽減・圧縮をしたい。 | 在宅ネットでコツコツお金を稼ぐ

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メモ代わりにカメラで撮影することがあるのですが、 今回、その画像が溜まってしまって、PCのデータ容量を圧迫するようになってしまいました。 これをどうにかしよう、ということで、 今回はプログラムの力を借りてみたいと思います。

画像をリサイズしてデータ容量を圧縮したい

今回、データ容量を圧縮したいのは、 メモ代わりに使っている画像なので、 そんなに画質にこだわりがないものです。 ある程度、メモの中身を確認できたらいいかな、という程度ですが、 画像をリサイズして、容量を少ないしたいという希望です。

調べてみると、いろいろな言語で画像のリサイズはできそうです。 本当は、この間、始めたばかりのPythonでやってみたかったのですが、 Pythonでやる自信がなくて、今回は慣れているPHPでやってみることに。 PHPでリサイズの方法を覚えておけば、 例えば、ホームページに画像をアップする時に、 アイキャッチ画像と呼ばれる小さな画像を自動で作る、なんていうことも できそうですよね。

今回はサーバー上の画像ではなくて、 自分のローカルのPCの中にある画像をリサイズして圧縮してみます。

PHPで画像をリサイズしよう!表示・保存方法もわかる

PHPで画像を処理する場合は、GDというライブラリを使うと良いようです。 上のサイトを参考にして、やってみると、 ちゃんとリサイズできました。

私のPCにはたくさんの画像があったので、 ファイル一覧を取得して、リサイズしてみることに。 できあがったのは、以下の感じです。 エラー処理などはしていないので、 実際に使う方がいらっしゃったら、 エラー処理なども記述してくださいね。



<?php

$yy=1;//処理した画像の枚数を数えます。

//以下でフォルダの中から.JPGファイルを取得します。

foreach(glob('C:\Users\Pictures/{*.JPG}',GLOB_BRACE) as $file){ 


if(is_file($file)){

list($width, $hight) = getimagesize($file); // 元の画像名を指定してサイズを取得

$width_new=$width/1;
$hight_new=$hight/1;

// 以下でサイズを指定して新しい画像のキャンバスを作成します。

$image = imagecreatetruecolor($width_new, $hight_new); 

$baseImage = imagecreatefromjpeg($file); // 元の画像から新しい画像を作る準備


// 以下で画像のコピーと伸縮

imagecopyresampled($image, $baseImage, 0, 0, 0, 0, 
$width_new, $hight_new, $width, $hight);

//以下でファイル名の整理

$DD = mb_strstr($file, 'DSC');

$DD2 = mb_strstr($DD, '.',TRUE);

$kari='C:\Users\Pictures\resize/'.$DD2.'_変換済み'.'.jpg';

//以下で実際にファイルのリサイズ。クオリティは90を指定してみました。

imagejpeg($image, $kari, 90);

imagedestroy($image);

$yy++;//処理した枚数のカウントアップ。

}//if
}//foreach

print $yy."枚の<br>";

print "リサイズした画像を作成しました!<br>";

?>



GDを使うとデータが圧縮できました

今回は、PHPから標準で使えるGDというライブラリでリサイズしてみました。 GDが使えるかどうかは、phpinfo();をやってみて、 GDの項目に「enable」となっていれば、使えるようです。

それで最初、imagejpeg()関数をそのまま実行してみました。 widthを3分の1、2分の1とテストしてみましたが、 widthを変更すると、サイズはかなり削減できますね。

そして、試しにwidthはそのままで実行してみると、 画像の縦横のサイズは同じなのですが、データ容量はかなり縮みました。

imagejpeg()関数のデフォルトのクオリティーは75%になっているようで、 同じサイズのままデータの補正が行われるようです。 ただ、75%ですと、粗さが目立ちました。 メモ代わりのものでしたが、もうちょっと画質を良く仕上げたいと思いました。

ちなみに、 元画像は8.4MBぐらいでした。

imagejpeg()関数のクオリティーを100にしてみると、同じように8.4MB

クオリティーを90にすると、2.7MBで画質もわりと良さそうです。

クオリティー88は2.43MB。

クオリティー85は2.1MB。

クオリティー80では1.75MBですが、メモ代わりのものでしたら、これぐらいの画質でも良いかもしれません。

そして、デフォルトの75にすると、1.5MB。かなり圧縮できますね。

画質を確認しながら、 クオリティーを調整していくと良いと思います。 今回は、クオリティーを90にしておきました。 それでも、データはだいぶ圧縮できました。

途中で出てきたエラー

試行錯誤して作成中に出てきたエラーを忘備録で書いておきます。

Fatal error: Allowed memory size of 134217728 bytes exhausted (tried to allocate 16384 bytes) in

こちらは大きい画像を扱う時に、メモリが不足して出るエラーかな、と思います。 php.iniの「memory_limit」を大きな値にしたらエラーを回避できました。

ちなみに、私は凡ミスで違う場所にあるphp.iniを編集していたことがありますが、 一度、phpinfo();で自分のPHPがどこのphp.iniを参照しているかをチェックしてから php.iniを編集しようと心がけています。

Fatal error: Maximum execution time of 30 seconds exceeded in

こちらはPHPではデフォルトで30秒以上のプログラムはエラーになる設定のようです。 ローカルでたくさんの画像を処理する場合は、時間がかかってしまったので、 適宜、長めの時間にしておきます。

Warning: imagecreatefromjpeg(): gd-jpeg: JPEG library reports unrecoverable error:

こちらは原因がわからなかったのですが、 imagecreatefromjpeg()のエラーのようで、ファイル名も一緒に表示されます。 そのファイルをファイルを開いてみると、真っ黒になっているので、 画像ファイルをうまく作成、リサイズが出来なかったようです。 原因がわからなかったので、このエラーが出たファイルは残しておくことに。

今回のまとめ

以上、画像ファイルをリサイズやデータ圧縮についてやってみました。 GDを使うと、画像ファイルの縦横サイズは変えなくても、 容量を減らせるということがわかりました。

ひょっとしたら、C#やPythonでやった方が高画質で、また、高速で処理できるのかもしれませんが、 それは今後の課題としたいと思います。

今回は思ったような画質にするのに、ちょっと苦戦しましたが、 PHPは慣れていることもあって、なんとか目標を達成しました。 PHPももっと詳しくなれたら、と思います。

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